犬の専門用語事典
犬パルボウィルス感染症(いぬぱるぼうぃるすかんせんしょう)

別名「犬コロリ病」とも言われるウィルス性の出血性腸炎。
伝染力が極めて強く、近年はワクチン開発によりその勢力がかなり治まったとは言え、現在でも死亡率の高い伝染病である。

症状:
2〜6日間の潜伏期間を経て、突然激しい嘔吐に始まり下痢を繰り返し、ひどくなるとトマトジュースのような血便になる。
食欲も元気も完全になくなり、急激に脱水症状が見られ衰弱する。
放置すれば大部分が2〜3日で死亡する。
早期治療を行う事により死亡率は低くなるが回復困難な伝染病である。
又、外見上健康な子犬が突然虚脱状態となり、呼吸困難を起こして心筋炎で急死する事も少なくない。

感染経路:
病原体の犬パルボウィルスは患犬の吐物や排泄物に大量に含まれ、それ等が泥や埃と共にあらゆる所にばらまかれ経口的に感染する。
患犬との接触、あるいはウィルスが付着した衣服等による感染も起こり、ノミなどによっても媒介されると言われている。
この病気は、他犬との接触を絶つ事だけで予防するのは困難であり、ワクチンの接種が望まれる。

参考ページ:
ペットのイエローページ・ペット飼育百科/犬パルボウィルス感染症

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