ペットである犬や猫と死別する事が原因で深刻なショック症状に陥り、深い悲しみから抑うつ状態になる。
このような症状に陥る94%は女性で、そのうち4分の3は既婚者で、最も多いのは50歳前後の女性だといわれている。
すでに子育ての終わった主婦で、特に夫婦や親子、友人の関係が希薄な人ほど、ペットを失った時の悲しみや精神的な動揺が大きく、重いペットロス症状に陥る事が多いという。
深刻なペットロスに陥らないようにするには、日常から節度ある飼育習慣を心掛け、ペットに依存しない関係を維持し、一定の距離を保って暮らすことが必要である。
ペットを飼うということは、ペットの死と向き合い、悲しみから立ち直る経験までも含んでいると考えるべきである。