各犬種の発生地や進化の「系統」によって犬を分類する方法は、生物学的見地から高く評価されるものである。
日本のジャパンケンネルクラブでは平成6年4月から従来の用途別7犬種分類を廃し、国際畜犬連盟(FCI)の分類に従い、犬の「系統」を重視した10グループ分類方式を採用した。
1.シープドッグ、キャトルドッグ(牧羊犬)
2.ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ、スイス・キャトルドッグ(牧畜犬)
3.テリア
4.ダックスフンド
5.スピッツ、プリミティブ・タイプ(スピッツ属)
6.セント・ハウンド(獣猟犬)
7.ポインティング・ドッグ(鳥猟犬)
8.レトリバー、フラッシング・ドッグ、ウォータードッグ(運搬犬)
9.コンパニオン、トイ(愛玩犬)
10.サイト・ハウンド(視覚ハウンド)
従来、テリアグループに分類されていたミニチュア・シュナウザーが別のグループに移り、ダックスフンド種のための単独のグループが設けられるなど多くの改革が断行された。
特定の犬種が、国(団体)によって異なるグループに分類されるケースが多くなる。
参考ページ:
犬の専門用語事典/英国KCの犬種7分類
犬の専門用語事典/AKCの犬種群
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