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コクシジウム症(こくしじうむしょう)

コクシジウムは犬又は猫を宿主とし、その小腸に寄生する寄生原虫で、単細胞1個体で栄養の摂取から代謝、運動、生殖までのすべての機能を備えている。 原虫が他の寄生虫と異なる点は宿主の体内で分裂して増える事である。
感染力のある成熟したものは「成熟オーシスト」、 そうでないものは「未成熟オーシスト」と呼ばれる。

感染経路:
成熟オーシストによる経口感染。 小腸上皮細胞に侵入して増殖する。
便中に未成熟オーシストが排出され、 外界で3〜4日を経て感染力を得る。

症状:
黒いタール状の混血下痢、食欲不振、発熱、貧血、脱水状態などパルボ・ウィルス腸炎ジステンパーの症状に似ている。
急性症状発現期を経過すれば、発症後1週間から10日で症状は消失し快方に向かう。

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